①Photoshop作業をどこに使うか
②いつまでに仕上げるか
③素材の準備はどうするか
この3つを元に、作品制作に必要な取材、画像撮影の有無、描く前にやる事、
揃えるもの、納期までのスケジュールを決めます。
絵を描く前に、この仕事のはじまりから終わりまでの一連の流れ、
全体を把握することは重要です。
描く前に全体を把握しておくことで、無駄な時間の消費、
無駄な労力がなくなります。
休憩時間の取り方、何時まで仕事をするかなどの自己調整が可能で、
パフォーマンスも良いです。
スケジュール管理ができると、誰かと仕事をするときもスムーズです。
事前準備と描くことを分けているのですが、それをする理由は、
描くときは数時間で一気に描いた方が絵のクオリティは非常に高いからです。
描きながら準備を同時にやっていると集中力も下がりますし、
精神、肉体的ストレスも高いのではないかと思います。
時間と労力を使ったわりには、仕上がった絵はパワーがない、
いまいち、、、リテイク、、、
または、何日かかっても完成しない、
途中で飽きてしまうといったことにつながります。
それを防ぐためにも、準備とスケジュール管理は事前に行う事をすすめます。
【①Photoshop作業をどこに使うか】
全部Photoshopで作るのか、一部Photoshopで作るか。
下描きまで手描き、ペン入れ以降はPhotoshopで作る。といったことです。
【②いつまでに仕上げるか】
納期がある場合は、その日までに仕上げるスケジュールを立てます。
特に納期がない場合でも、自分の描くペースを把握しておくことは重要で、
仕事の相談を受けた時に、何日、何時間でできるかを答えられると仕事が得られます。
スケジュールが立てられないと断られることも多いと思います。
自分ならどれくらいでできるかははっきりと言えるようにしておきましょう。
【③素材の準備】
絵を仕上げるまでに必要なものを準備します。
画像を撮影したり、素材をそろえておくことです。
新しいブラシを探したい。カスタマイズしたい。テクスチャを探したい、
テクスチャの手描きを作りたい。
参考資料をそろえたり、素材を購入したり、準備は意外とあります。
他にもアイディアを得るために取材にいったり、美術館見学をしたり、
画集やネットを見たりすることも絵を描く準備に入ります。
「鉄は熱いうちに打て」
その作品への情熱が熱いうちに一気に仕上げること。
思ったように出来なくてもとにかく納期までに仕上げる。
反省点は次で生かす。
これを繰り返すことで絵は上手くなりますので続けて見ましょう。